効果的なリライトの方法はありますか?
こんな疑問にお答えします。
ブログ記事は正しくリライトをすると、検索順位が上がります。
ブログで成果を出すなら、なるべく上位に表示させたいですよね。
ただ、どうするのが正解かわからない方も多いのではないでしょうか?
本記事では、そんなイマイチわからないリライトの方法を手順付きで解説。
注意点や、修正すべきポイントについても詳しくご紹介します。
リライトは結果が出るまで1ヶ月ほどかかるので、このあと紹介する伸ばしやすい記事から始めてみてくださいね。
ブログのリライトとは?
ブログのリライトとは、記事を書き直したり修正する作業のことです。
リライトを正しく行えば
- 検索順位が上がる
- 記事のアクセスが増える
- 商品やサービスの成約率が増える
と嬉しい効果が沢山あります。
以下ではリライトをする理由についてご紹介しますね。
ブログをリライトする理由は?
ブログをリライトする理由は大きく分けて3つあります。
順に解説します。
情報の鮮度を保つため
ブログに書いた情報は、月日が経つにつれ古くなっていきます。
誤った情報を発信していると、信頼性を失ってしまうことも。
- キャンペーン・セール情報
- 新商品や人気商品について
- タイトルに日付が入った記事
- ニュース・トレンド記事
こうした記事は、定期的にリライトして情報を新しく保ちましょう。
検索順位を上げるため
ブログは検索順位が上がるにつれ、記事を見てもらえる確率も上がります。
検索順位 | クリック率 |
---|---|
1位 | 28.5% |
2位 | 15.7% |
3位 | 11.0% |
4位 | 8.0% |
5位 | 7.2% |
6位 | 5.1% |
7位 | 4.0% |
8位 | 3.2% |
9位 | 2.8% |
10位 | 2.5% |
Sistrixが行ったクリック率と順位の調査によると、1位の記事の平均クリック率は28.5%。
10位と比べると約10倍以上の差があります。
アクセスが増えればアフィリエイトをしている人は、収益UPにも繋がりますよ。
成約率を上げるため
記事をリライトして、文章を改善することは成約率アップにも関係します。
特にブログを始めた頃は、半年〜1年おきに読み直すと、文章の違和感や不自然さに気づくはず。
言い回しを少し変えるだけで、収益に影響することもあります。
定期的にリライトをして、記事全体を整えていきましょう。
ブログ記事をリライトする手順
続いて、実際にリライトをする手順についてご紹介します。
1つずつ解説します。
リライトする記事を選ぶ
リライト対象の記事を選ぶ方法は、3つあります。
- 収益化しやすい記事
- 公開から3ヶ月以上経った記事
- 検索順位が50位以内
収益化しやすい記事
記事内容によって、収益に繋がりやすいかは異なります。
一般的に、以下のようなキーワードで書いた記事は収益に繋がりにくいと言われています。
- 〇〇 とは?
- 〇〇 返品
- 〇〇 退会
反対に、次のようなキーワードで書いた記事は、購入意欲の高い人が読む可能性があります。
- 〇〇 おすすめ
- 〇〇 ランキング
- 〇〇 やり方
リライトには時間がかかるため、収益に繋げやすい記事から取り組んでいきましょう。
ブログでSEOに強いキーワード選定の方法はブログのSEOキーワード選定とは?初心者向けに手順とコツを紹介!をご覧ください。
公開から3ヶ月以上経った記事
新しく記事を公開すると、3ヶ月から半年ほどはSEO検索順位が変動すると言われています。
まだ順位が決まってないタイミングでリライトすると、その結果が良かったのか悪かったのか判断できません。
検索順位が落ち着くまでは、他の記事からリライトしましょう。
検索順位が50位以内
検索順位が50位以内の記事は、伸び代アリと判断できます。
上位でも圏外でもなく、ある程度Googleから評価を受けている記事は、リライトで改善する見込みが大きいからです。
全ての記事をリライトできたら1番ですが、時間は有限ですよね…。
なるべく上位表示の見込みのある記事から、優先して取り組みましょう。
検索順位は、無料ツールの「SEOチェキ」で確認できます。
調べたい記事のURLとキーワードを入力し、「チェック」を押せば検索順位が表示されますよ。
しかし1つずつURLを確認する必要があるので、記事が多い方は大変かもしれません。
ブログ全体の検索順位を調べるなら、Nobilistaがおすすめです。
スマホで順位確認できて、月額660円から利用可能。
初めて順位検索をする方や、なるべく費用を抑えたい方にピッタリのツールですよ。
関連記事【無料あり】Nobilistaの使い方と特徴を解説!
順位別にリライト方法を決める
リライトしたい記事を決めたら、どんな風にリライトするか決めましょう。
今の記事の順位によって、効果的なアプローチ法があります。
1〜3位情報のアップデートがあれば更新
検索結果の1〜3位の記事は、Googleから充分な評価を受けている記事です。
特に大きな変更は加えず、古い情報があれば更新するなどして、情報の鮮度をチェックしましょう。
商品やサービスを紹介しているなら、言葉の言い回しを変えるだけで成約率を大幅に上げることができますよ。
- 必見・無料
- 期間限定
- 話題・No.1
- 知らないと損する
- いまなら〇〇!
他にもブログに使えるキラーフレーズは、コピーライティングの本から学ぶのがおすすめです。
商品紹介文に取り入れるだけで、読者に刺さる文章が作れるようになりますよ。
例えば以下の本は、心を動かす効果のあるフレーズが2,000個書いてあります。
パラパラめくりつつ、うまく記事に取り入れてみてくださいね。
関連記事ブログの文章力を上げる11冊を紹介【本の選び方も解説】
なお1〜3位の基準は記事の質に加え、すぐに変えられない部分も影響して順位が決まります。
SEO外部対策として
- 被リンクを集める
- SNSで引用してもらう
といった方法も有効です。
4〜10位タイトル・メタディスクリプションの改善
4〜10位の記事もGoogleから充分に評価を受けています。
検索結果で見ると、1ページ目に表示される順位です。
クリックされやすい記事にするためには、タイトルやメタディスクリプションを変えるだけでも、上位表示を目指せる可能性があります。
例えば以下を意識すると、思わずクリックしたくなるブログタイトルが作れますよ。
- 検索キーワードを含める
- 30文字前後で書く
- 数字を含める
- 即効性があり簡単なことを伝える
- キラーワードを使う
- 好奇心を掻き立てる内容にする
- 【隅付きカッコ】を使う
- 読者が理解できる言葉を使う
- 誰に向けた記事かわかる一言を添える
- 禁止ワードを入れる
- 権威性や専門性を持たせる
読者を惹きつけるメタディスクリプションの書き方は、次の5つを参考にしてみてください。
- 記事を読んで得られる未来を書く
- どんな人に向けた記事か書く
- 検索キーワードを含める
- 記事の内容を簡潔にまとめる
- 重要なことは前半に書く
他にも魅力的なタイトル・メタディスクリプションの作り方について詳しく知りたい方は以下で解説しています。
関連記事ブログ記事タイトルの付け方のコツ11個と注意点を解説【例文あり】
関連記事メタディスクリプションの書き方やSEO効果は?例文・最適な文字数も解説
11〜30位補足情報の追加
11〜30位の記事は、優先的にリライトすることで上位表示を目指せる記事が多いです。
補足情報を追加して、記事の質を高めましょう。
補足情報はサジェストキーワードや関連キーワードをチェックすることで、確認できますよ。
「この情報を追加したら、より分かりやすい記事になりそう!」と感じるキーワードがあれば試してみてくださいね。
31〜50位コンテンツの充実
31〜50位の記事をリライトする際は、コンテンツ自体を充実させましょう。
他にも、同じキーワードで記事を書いているブログにはあって、自分に足りない情報を追加するのも有効です。
キーワード例 [プログラミング]
- 他のブログ:プログラミングスクール、スクールの選び方、オンライン学習法
- 自分のブログ:プログラミングスクール、スクールの選び方
例えばこのように、他のブログはオンライン学習について書いているのに、自分のブログにない場合など。
情報を加えることで、記事の網羅性をアップできますよ。
圏外新規記事+リダイレクト(作り直し)
圏外の記事は、Googleからほとんど評価を受けていない記事となります。
そのため修正点も多く、新しい記事に変わるほど手直しが必要になることもあります。
そんな時は思い切って、1から記事を作り直しても構いません。
新しく記事を作るなら、圏外の記事から新しい記事へ転送されるように、リダイレクト設定を行いましょう。
Googleから受けた評価をそのまま新しい記事へ移すことができますよ。
「いったんリライトで書き直してみたい。」という方は、無理に新規記事を作る必要はありませんのでご安心ください。
インデックス登録をする
リライトを終えたら、インデックス登録をしましょう。
インデックス登録をしなかった場合、Googleが記事を発見してくれるまで待つのみとなります。その結果なかなか認識されないことも…。
インデックス登録は、Googleサーチコンソールから簡単にできます。
Googleに修正したから見てね!とシグナルを送れるので、忘れずに設定してくださいね。
リライト結果の答え合わせをする
リライトした記事がGoogleに評価されるまで、約1ヶ月ほどかかります。
リライト後は、変更内容が正しかったか(順位が上がったか)確認しましょう。
思うように順位が上がらなかったり、下がってしまった場合は再度リライトをして順位アップを目指します。
ここからは、SEOに効果的なリライトのポイントについてご紹介しますね。
SEOに効果的なリライトのポイント7つ
SEOに効果的なリライトのポイントは以下の7つです。
検索順位に限らず、改善できそうな記事に取り入れてみてください。
キーワードの検索意図をチェック
リライトの際は、同じキーワードで記事を書いている上位サイトの検索意図をチェックしましょう。
上位表示されている記事は、Googleから充分に評価を受けている証拠です。
自分が検索意図から外れていないか、過不足なく情報を伝えられているか。
できれば1〜10位まで目を通しつつ、足りない情報を確認しましょう。
読みやすさの改善
リライト時には、読みやすいかどうかもチェックしましょう。
- 誤字脱字はないか
- 余計な言葉は入ってないか
- スマホで読んでも見やすいか
- 図形や表を入れる必要はないか
- リード文で伝えたいことが理解できるか
読者に読むストレスを与えないようにすると効果的です。
体験談を加える
記事に体験談がなければ、積極的に加えましょう。
Googleの検索品質評価ガイドラインには、ブログを評価する基準に「経験」の項目があります。
ダイエットをしたことのない人が書くダイエットブログより、ダイエット経験や挫折経験のある人が書いたブログを読みたいと思いますよね。
経験談はAIにマネできないので、手書きで記事を作りたい人にもおすすめです。
誰でも体験談が作れる書き方のコツは個人ブログで大切なのは体験談にまとめましたので、チェックしてみてください。
適切な内部リンクを貼る
内部リンクとは、記事同士を繋ぐリンクのことです。
関連する記事の内部リンクを貼ることで、SEOにも良い影響があります。
- ブログ滞在時間が伸びる
- 記事がインデックスされやすくなる
- 読者の疑問が解決しやすい
基本的に、1つの記事で解決できる疑問は1つです。
関連記事を用意することで、読者の悩みを総合的に解決できるため、満足度がアップ。
結果的にブログの滞在時間も伸びて、SEOの評価が上がりやすくなりますよ。
詳しくはブログの内部リンクの貼り方【SEOに効果的なコツも紹介】をご覧ください。
同じ記事は1つにまとめる
同じキーワードを選んで書いた記事は、1つにまとめましょう。
2つの記事が同じキーワードで上位争いをすると、Googleは正しく2つの記事を判断できず、どちらも記事も上位表示されないことがあります。
そんな時は片方の記事からリダイレクト設定をして、1つの記事にまとめましょう。
ブログ開設時に、しっかりとサイト設計やキーワード選定をしていれば問題ありません。
ブログのサイト設計についてはブログにサイト設計が必要な3つの理由と作り方にまとめています。
よくある質問を加える
記事キーワードでよくある疑問があれば、質問回答コーナーを作りましょう。
- 読者の満足度が上がる
- コンテンツの量が増える
- 滞在時間が伸びる
読者の知りたかった!を解決することで満足度も上がりますし、記事のボリュームが増えることでページの滞在時間も伸びます。
SEOにもいい影響を与えやすくなりますよ。
公開日時を最新にする
リライト後は、公開日時を最新に更新しましょう。
せっかくリライトしても、日付が数年前だと本文を見ずに読むのをやめてしまう人もいるでしょう。
たとえ最新情報を載せていたとしても、読んでもらえるチャンスを失うともったいないですよね。
リライトする時の注意点3つ
最後に、リライトする時の注意点を3つご紹介します。
リライト内容は記録しておく
リライトする時は、変更内容を記録しておきましょう。
検索順位が上がれば他の記事にも役立つかもしれませんし、順位が下がった場合は元に戻せます。
1回のリライトで思うように順位が上がらなかった場合は、2・3回繰り返すことで上位表示できる場合もあります。
一時的に順位が落ちる
リライトした後は、一時的に順位が落ちる可能性が高いです。
特定の記事に限らずよくあることなので、焦らず待ちましょう。
Googleにクロールされてから約1ヶ月ほどで、順位も安定してきますよ。
記事数が少ないならリライトは不要
ブログ全体の記事数が少ない場合のリライトは不要です。
まずは、記事数を増やすことに力を入れましょう。
リライトは、記事数が200記事を超えてからでも遅くありません。
まとめ
今回はブログ記事のリライト手順や、ポイントについてご紹介しました。
あまり読まれない記事でも、リライトをすれば徐々に検索順位を上げることができます。
効率的にブログを伸ばすなら、順位の上がりやすい記事から実践してみましょう。
ブログ全体の書き方については【初心者向け】ブログ記事の書き方5つの手順と15のコツで詳しく解説していますので参考にしてみてください。
今回は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。