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アドセンス狩りとは?被害に遭う傾向と8つの対策

アドセンス狩りとは?被害に遭う傾向と8つの対策
アドセンス狩りってなんですか?
気をつけたいことも含めて教えてください。

こんな疑問にお答えします。

アドセンス狩りとは、Googleアドセンス広告を不必要にクリックした結果、アカウント停止・剥奪にさせる行為のことです。

ブログを始めたばかりの人は、始めて聞くかもしれませんね。

私もブログ運営し始めて、この言葉を知りました。

本記事で詳しいアドセンス狩りの特徴と、予防策を8つご紹介します。

安全にブログ運営するためにもぜひ参考にご覧ください。

アドセンス狩りの特徴

よくあるアドセンス狩りとしては、以下の4タイプに分かれます。

アドセンス狩りの4タイプ
  • スパム被害
  • いたずら好きな人による行為
  • 第三者による善意
  • 知らずのうちに自分で

悪意あるクリックの他に、第三者が応援のつもりでクリックすることも。

また、自分で自分の広告をクリックすることは禁止されています。

パブリッシャー様がご自身の広告をクリックしたり、手動または他の方法で表示回数やクリック数を作為的に増やしたりすることは禁止されています。

AdSense プログラム ポリシー:無効なクリックとインプレッション

正しく対策さえすれば、被害に遭う確率を下げられるのでご安心ください。

アドセンス狩りで狙われやすいブログは?

実は、アドセンス狩りで狙われやすいブログの特徴がいくつかあります。

 アドセンス狩りで狙われやすい人
  • ブログ・アドセンス初心者
  • 人気ブロガー
  • Xで発信してるブロガー
  • 知り合いの多いブログ

ブログを始めたばかりで知識が少ないブロガーや、知名度の高いブロガーは目をつけられやすい傾向に。

知り合いが多いブログは、善意のつもりのクリックがアドセンス狩りに繋がるパターンもあります。

アドセンス被害に遭ったらどうなるの?

広告制限にかかると、約1ヶ月ほどGoogle広告を掲載できない状態となります。

場合によっては、以下の措置がなされることも。

  • アドセンス剥奪
  • アカウント凍結
  • 収益を差し引かれる

収益を差し引かれているかどうかは、自分で確かめる必要があります。

Googleアドセンス管理画面の「お支払い」→「お支払い情報」→「ご利用履歴を表示する」から、無効なトラフィックがあるか確認しましょう。

無効なトラフィック確認欄

このように、マイナス分を確認できます。

できればこうした状態にならないよう運営していきたいですよね…。

以下では、アドセンス狩り対策としてできることをご紹介します。

アドセンス狩り対策8選

アドセンス狩り対策としてできることは、次の8つです。

アドセンス狩り対策8選

Googleアナリティクスと連携

Googleアドセンスはアナリティクスと連携すると、次のようなメリットがあります。

  • 不正クリックされたページが分かる
  • 不正クリックされた地域が分かる
  • 不正クリックしたデバイスが分かる
  • 過去のクリックデータが見える

もしアドセンス狩りに遭った時は、ここから証拠を集められますよ。

注意点として、連携前のデータは見れないので、早めに設定しておく必要があります。

設定方法はこちら

  • Adsense管理画面を開く
  • アカウント→アクセスと認証→Googleアナリティクスとの統合
  • 「+新しいリンク」をクリック
  • リンクするプロパティをリストから選択
  • リンクを作成をクリックしたら完了

詳しくはGoogleアドセンスヘルプのGoogleアナリティクスをAdSenseにリンクするをご覧ください。

5分もあれば設定できるので、まだの方はサクッと済ませておきましょう。

クリック率をチェック

アドセンス狩りかどうか判断するためには、広告がどれくらいクリックされているか定期的に確認しましょう。

アドセンス広告の平均クリック率は、約0.5%〜2%の間と言われています。

確認方法はGoogle AdSenseの「ページCTR」欄をチェックするだけ。

Googleアドセンスクリック率チェック欄

ここの値が異常に高ければ、不正クリックの疑いアリ!というわけです。

不正クリック防止のプラグインを入れる

不正クリック防止の有名プラグインとして、AdSense Invalid Click Protectorがあります。

防止できる内容として

  • クリック回数の制限
  • クリックの時間間隔の設定
  • 不正クリックユーザーに何日間広告を非表示にするか

などを、細かく設定できます。

AdSense Invalid Click Protector設定画面
AdSense Invalid Click Protector設定画面
項目内容初期設定
Set the Ad Click Limit何回クリックしたら広告を非表示にするか3
Click Counter Cooke Expiration Time何時間以内に指定回数クリックしたら広告を非表示にするか3
Set the Visitor Ban Duration該当者に何日間広告を停止するか7
デフォルトのままで問題ありませんが、私は停止期間を少し変更して使っています。

必要に応じて調整してもOKです。

詳しい設定方法はAdSense Invalid Click Protector(AICP)の使い方と注意点をご覧ください。

不正クリックユーザーを特定する

不正クリックされた時に、ユーザーを特定するため使えるツールとしてリサーチアルチザンプロがあります。

リサーチアルザンプロ
 リサーチアルチザンプロでわかること
  • 訪問者の閲覧経路を確認
  • クリックした箇所を確認
  • マウス操作やスクロールの動きを動画で確認

ツールを使えば、どのIPアドレスから不正クリックが発生したか特定できますよ。

1ヶ月無料で使えますが、クリック率が大幅に上がったタイミングで使っても遅くはないと思います。

不正ユーザーブロックプラグインを入れる

不正クリックをするIPアドレスを特定したら、ブログにアクセスできないようブロックしましょう。

設定には、WP-banプラグインを使います。

設定方法はこちら。

1:WordPress管理画面から「プラグイン」→「新規プラグインを追加」をクリックし、キーワード欄にWP-banと入力。

2:自動で画面が変わるので「今すぐインストール」をクリック。

WP-banプラグインインストール手順

3:「有効化」をクリック。

WP-banプラグインインストール手順

4:インストールしたら、WordPress設定画面の「設定」→「Ban」をクリック。「Banned IPs入力欄」に、ブロックしたいIPアドレスを入力します。

WP-banプラグインインストール手順

5:下にある「Save Changes」をクリックしたら完了です。

Xで合格報告しない

アドセンス狩りを防ぐなら、Xでのアドセンス合格報告に注意しましょう。

  • 悪意ある人の目に留まる
  • ブログ初心者と認識される(狙い目ターゲット)
  • お祝いクリックが多発

など、悪目立ちしてしまう危険性も大きいです。

アドセンス狩りを知らず、大量のおめでとうクリックをもらったために停止処分となる人もいるので、気をつけたいポイントです。

自滅しない

アドセンス広告を掲載したあとは、自滅しないようにも気をつけましょう。

  • ちゃんと貼れているかの確認クリック
  • アドセンス規約違反となる内容の掲載

つい「ちゃんと貼れてるかな?」と、クリックしてしまいそうになるかもしれません。

前述の通り、自己クリックはNG。

セルフアドセンス狩りとなることもあるので注意しましょう。

アドセンス規約についてはAdSenseプログラムポリシーで確認できます。

放置ブログのアドセンスを外す

開設したまま更新していないブログのアドセンスがあれば、外しておきましょう。

放置ブログもアドセンス狩りに狙われやすいブログの1つです。

もし今後も運営する予定があれば、ここまでご紹介した設定をしておいてくださいね。

以上、アドセンス狩り対策8選でした。

もしかしてアドセンス狩りかもと思ったら…?

もしかしてアドセンス狩りかもと思ったら…?

アドセンス狩りかも?と怪しいなら、以下の手続きをしましょう。

順に解説しますね。

不正クリックのデータを集める

アドセンス狩りの被害に遭うと、同じIPアドレスから複数のクリックが見つかります。

この後Googleに報告するのですが、まずは不正クリックの証拠を集める必要があります。

 不正クリックのデータとなる情報
  • 普段のクリック率との違い
  • 不正クリックが疑われるURL
  • 不正クリックをしているIPアドレス

クリック率を比較したり・怪しいユーザーを探して、不正な動きを特定しましょう。

Googleに報告する

ある程度証拠を集めたら、Googleに報告します。

アドセンス狩りの対象になったら、Googleアドセンス登録時に入力したアドレス宛に利用停止メールがきます。

最悪の場合、アドセンスが使えなくなるかもしれません。

こうした事態を防ぐためにも、怪しいと感じた段階で報告してください。

Google公式サイトの無効なクリックの連絡フォームから、申し出できます。

入力内容は以下の通り。

Google無効なクリック連絡フォーム
  • お名前
    Google AdSenseに登録している名前を記入
  • 連絡先メールアドレス
    Google AdSenseに登録済みのアドレスを記入
  • AdSenseパブリッシャーID
    pub-で始まる16桁の数字のみを入力します。
    パブリッシャーIDは、アドセンス管理画面から「アカウント」→「設定」→「アカウント情報」から確認できます。
  • 広告コードが表示されるURL
    ブログURLを記入します。
  • トピック
    「アカウントでの通常と異なるアクティビティを報告する」を選びます。
  • クリック操作が発生した日時
    分かる範囲で時刻を記入しましょう。
    Ex)2024年12月31日 00:00 ごろ
  • クリック操作が無効であると判断した根拠を説明した段落
    先ほど集めた証拠を記入しましょう。

説明欄には

  • 通常クリック率と現在のクリック率の違い
  • 不正クリックが疑われるIPアドレス
  • いつごろから不正クリックが発生したか など

なるべく細かく書いてくださいね。

最後に「送信」ボタンを押して完了です。

アドセンス狩り対策は早めに済ませよう!

ここまで、アドセンス狩りの原因と対策についてご紹介しました。

被害に遭わないため、できることはこちら。

 アドセンス狩り対策8選

アドセンス狩りを100%避けることは難しいですが、ほとんどの不正クリックは防止できるはずです。

安心してブログ運営するためにも、早めに対策しておきましょう。

何かあった時のためにもアナリティクスとの連携だけでも済ませておくと安心ですよ。

なお、ブログ収益化については、以下記事でも解説しています。

今回は以上です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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